症状というのは原因が様々でほとんどの人は知識がないので当院に来るまでにいろいろなことをやってきます。例えば、youtube,instaglam,tiktokなどのSNSでやっている「〇〇の症状にはこれ」みたいな対処法を一度はしたことありませんか?それをすることで改善するならば正直かなり症状は軽症であり、まず専門院に行くことはないでしょう。
しかし、自分の体を評価を受けずに動画で見たセルフケアをやって欲しくない方がいます。それは急激に悪化して痛みが強い方、なかなか症状が解消しないで動けなくなってしまう方です。その状態で例えばストレッチやマッサージをして症状が悪化している人を何万人と見ています。そのため、基本的には何か症状がで始めたら、すぐに専門院や病院の受けることをお勧めします。
次に坐骨神経痛や急激な腰痛に対してこれはして欲しくないことをお伝えします。それは冷やしたり、温めることです。ただでさえ、痛みにより血管がせばまり、痛みを強くしないように体が反応しているのに冷やすと余計悪くなるのでやらないでください。原則として捻挫や骨折などの外傷時はその対応が必要ですが、腰痛や神経痛には良くないです。そして、温めるのも厳禁な場合があります。特に神経痛が強い時に温めると炎症が強くなり症状が悪化します。そのため、お風呂に浸かりすぎないこと、当院では15分以上は湯船に入らないようにお伝えしています。症状が軽減し、血流が良くなって、筋肉痛のような反応が出てきたら制限を外します。そのため、冷と温にはタイミングがあることを知っていてください。
次は病院に行った時に処方された痛み止めが効かない時の考え方をお伝えします。処方されたお薬が効かない時、これは薬剤の効きが悪いというよりはご自身の肝臓が弱い場合があります。処方される前から毎日お酒を飲んだり、別のお薬を飲んでいると基本的には痛み止めが効きにくいことが多いです。とにかく肝臓が疲れに疲れてしまい効果が薄いと考えられます。その時に対応としては病院で薬を増やされれる前に肝臓を労わるか、当院ですと鍼灸施術で肝臓の力を上げることで薬の効き目をあげます。そうすることで痛み止めが効き楽になる方もいます。実際痛みが減ってきたら薬を飲まなくても良い状態になりますので適宜、処方を受けることをお勧めします。
最後に一番行って欲しくないことですが、これは放置するか無理に運動して悪くしないことです。日本人は我慢強いので放置していらっしゃる方がたくさんいます。結局放置することで良くなる方は少ないです。一旦痛みが消えたとしても、原因が消えたわけではないので必ず再発します。放置するぐらいならば、早く一度でも良いので専門家にみてもらっておいたほうが良いです。そして、なぜだか運動すれば良くなると思っている方もいます。実際脊柱管狭窄症の方が無理に歩くと神経を損傷し、回復せず症状が悪化するどころか手術をしないといけないぐらい悪くなっている方もいます。そのため、自己判断で無理に歩くことはお勧めしません。必ず、専門家の意見を聞いてから歩くなどの運動を開始しましょう。
以上が症状が悪化しうる豆知識の一部です。症状が改善せず困っている方はもちろんまずはこれを知っておくことをお勧めしますし、あまりに酷くて藁をもすがる思いで困っている人はなんとかしますのでご来院いただけたら幸いです。